映画「真夏の方程式」は2013年に公開された原作 東野圭吾、監督 西谷弘による劇場用作品である。
テレビドラマの「ガリレオシリーズ」が好きだった上に「容疑者Xの献身」があまりにも面白かったので、その勢いで「真夏の方程式」を見に行った記憶がある。
ただ、作品を見た後の「なんであんなことになってしまったんだ感」は「容疑者Xの献身」の比ではなかった。
今回は「真夏の方程式」のあらすじを振り返りながら「結局誰が一番悪かったのか」を考えていこうと思う。こんなこと考えるだけ無駄という見方もあるのだが、それを考えることによって結局は自分を見つめることになると思うし、「恭平という人物が何故事件に巻き込まれなければならなかったのか。」が明らかになると思うので、あえてやってみようと思う。
「真夏の方程式」は何故あんな物語になってしまったのだろうか?
*以下あらすじと言っても全部話してしまうので、ネタバレが嫌な人は途中まで読んで本編を見てください。
「真夏の方程式」のあらすじ(ネタバレあり)
簡単なポイントまとめ
「真夏の方程式」のあらすじのポイントを短くまとめると以下のようになるだろう:
- 物語の舞台となるのは美しい海に包まれた「玻璃ヶ浦(はりがうら)」。
- 警視庁を退職したばかりの刑事 塚原正次(つかはらせいじ)が遺体となって発見されるところから物語は始まる。
- 塚原は15年前に発生した三宅伸子(みやけのぶこ)の殺人事件の担当刑事であり、その容疑で仙波英俊(せんばひでとし)を逮捕した人物だったが、塚原はその事件に疑問を持ち続けていた。
- 警視庁を退職した塚原は、純粋に真実を知るために「玻璃ヶ浦」を訪れ、事件の真実を知ると考えていた川畑節子(かわばたせつこ)に話を聞きに来ていた。
- 三宅伸子を実際に殺害したのは節子の娘の川畑成実(かわばたなるみ)であった。成実は節子の夫 川畑重文との子ではなく、実際には仙波との子供であり、伸子はその事実を利用して節子から金を得ようと画策。その事実を伸子から聞かされた成実は動転し伸子を殺害してしまう。
- 仙波と節子は共謀してその罪を隠蔽。
- 三宅伸子殺害事件当時、重治は単身赴任をしておりその事実に関与してはいなかったが、重治はその事実をしっており、成実を守るために塚原を殺害。
- 重治は成実が実の子ではないと知りながらも実の子として愛情を注いで育ていた。
- 重治は塚原を殺害する計画になぜか甥の柄崎恭平(えざききょうへい、小学4年生)を巻き込んでしまう。それとわからない方法で無意識のうちに殺人トリックに関与させていた。
- 主人公 湯川学の働きにより事件の真相が明らかになり、成実は自首することを決める。
- なんの罪もなかったはずの恭平は大きな十字架を背負いながら生きゆくことを余儀なくされ、物語は終焉する。
「真夏の方程式」を一言でまとめると、「大切な人を守ろうとした人々の物語」ということになるのだが、その「大切な人」から実質外れてしまっている恭平の存在が浮き彫りになる。
非常に複雑に入り組んだ話になっており、それだけで面白いのだけれども、恭平が巻き込まれてしまった理由を考えるということは重要なことだろう。それを考えるとき善良な人物に見える川畑重文の隠された真実が見えてくるように思える。
「ということで、「真夏の方程式」のあらすじをもう少し詳しく見ていこう。
事件発生
その日、物理学者の湯川学(ゆかわまなぶ)は資源開発のアドバイザーとして「説明会」に参加するため玻璃ヶ浦(はりがうら)に向かっていた。
道中の電車内湯川は、親戚の家に向かう小学4年制の少年 柄崎恭平(えざききょうへい)と出会う。彼は夏休みを利用して、親戚が経営する旅館に宿泊する計画を立てていた。
駅で少年と分かれた湯川だったが、宿泊先の旅館「緑岩荘(ろくがんそう)」で少年と再会を果たす。残念ながら少年は「理科」が嫌いな様子だった。
その翌朝、旅館の宿泊者の一人塚原正次(つかはらせいじ)が海岸沿いで死体となって発見される。塚原はこの4月で退職した警視庁の刑事であった。
当初堤防から落下した際の脳挫傷が死因と見られていたが、司法解剖の結果死因は「一酸化炭素中毒」であることが判明。「殺人」の疑いが高まった状況下、警視庁の多々良(たたら)と草薙俊平(くさなぎしゅんぺい)は「緑岩荘」に湯川が宿泊していたことも鑑みて、玻璃ヶ浦に岸谷美砂(きしたにみさ)を派遣する。彼女はすでに湯川といくつかの事件を担当した経験を持っていた。
仙波英俊
事件前の塚原の動向を調査した結果、彼が現在空き家となっている仙波英俊(せんばひでとし)の家を訪ねていたことが判明。
塚原は15前に発生した三宅伸子(みやけのぶこ)の殺人事件で仙波を逮捕、結果仙波は実刑を言い渡さたが、すでに満期で釈放され行方がわからない状況になっていた。その事件に疑念を抱いていた塚原は、退職後に仙波を追っていたのである。
警察は、仙波が逮捕の恨みから塚原を殺害したと見ていた。
岸谷は湯川をつかってまずは塚原の不可解な死の真相を暴くことを考えるが、湯川は大事な「実験」の準備に忙しく、全く興味を示さなかった。
「実験」の準備を終えた湯川は、恭平と共に海へ向かう。お手制のペットボトルロケットと携帯電を用いて、「理科嫌い」の恭平に200メートル先の海底を見せようと湯川は考えていた。
その実験は見事に成功。湯川と恭平は絆を深めていく。
実験を終え「緑岩荘」に戻った湯川と恭平は、警察が旅館の屋上を調査する現場を目撃する。屋上になにかあるのかと訪ねた湯川に「煙突がある」と答えた恭平。湯川は「煙突」というキーワードになにかを感じ取ったようだった。
湯川参戦
その夜、湯川は恭平と共に秘密裏に調査を開始。事件が発生した夜のことを恭平に尋ねると、叔父と花火をしていた恭平が「客室の窓などロケット花火が入ってしまうような場所はすべて塞いでおこう」と言われたことを語った。
更に、現在「緑岩荘」を経営している叔父の川畑重治(かわはたしげはる)、叔母である川畑節子(かわはたせつこ)と従姉妹の川畑成実(かわはたなるみ)は14~15年ほど前に東京から玻璃ヶ浦に引っ越してきたことを知る。
なにかに気がついた湯川は岸谷に捜査状況を尋ねた。
そして、仙波が出所後ホームレスになっていたこと、病気を患っており塚原と再会していたと思われることを知る。岸谷は塚原が仙波を入院させたと見て捜査をしていた。そんな岸谷に、湯川は「緑岩荘」の人々を調べるように進言する。
調査の結果、15年前の事件当時重治は単身赴任中、節子と成実は東京にいたことが判明。湯川は当時の節子と成実の住所を調べるように岸谷と草薙に要請するとともに、塚原殺害の犯人は川畑重治であると推定されることを告げる。
そして「慎重に捜査を進めなければ、ある人物の人生が大きく捻じ曲がる危険性がある」と語り、資源調査のアドバイザーとしての「仕事」に向かった。
自首
調査の結果、15年前の殺人事件発生時、節子と成実はその事件現場の近くに住んでいたこと、川畑家が玻璃ヶ浦に引っ越したのは事件の2週間後だったことが明らかとなった。
警察が事件の真相に近づく中、川畑重治が塚原殺害の件で突如自首をする。重治が語った事件の真相の概要は以下の通りであった:
事件の夜、寝付けないため強い酒を求めた塚原に、かつて処方された睡眠薬を渡した。甥っ子と花火をした後、翌日の朝食の件で塚原に電話で連絡をしたが塚原が出なかったため、直接部屋に向かった。ところが塚原が本来の宿泊部屋にはおらず、別の部屋で倒れているのを発見。煤けた部屋の匂いから、ボイラーの不完全燃焼による一酸化炭素中毒死であること気付いた重治は、その事故の影響で旅館の経営が悪化することを恐れ、死体を遺棄することを決断。妻と二人で下を運んだ。
彼が自供したのは「過失致死」と「死体遺棄」。そのことを草薙は湯川に伝えるが、湯川はその供述は嘘であると断言した。彼の罪は「計画殺人」であると。
湯川と岸谷はさらに捜査を続ける。
岸谷の捜査によって、仙波と三宅がかつて節子の働いていた小料理屋の客であったことが判明する。そして、節子が密かに仙波に想いを寄せていたことも明らかとなった。
しかし、すでに結婚していた仙波への思いを断ち切り、節子は重治と結婚。そして成実を生んだのだった。
隠された過去
仙波と節子が隠しきった15年前の事件の真相は以下の通りであった:
仙波英俊が隠し持っていた写真を見た三宅伸子は川畑成実が仙波の娘であることに気づく。今ではいい暮らしをしている節子をゆすろうと考えた伸子はその足で節子のもとに向かったが、家にいたのは成実だけだった。
伸子の語る言葉に混乱した成実は伸子を刺殺してしまう。
翌日、事件の報道を見た仙波は節子に連絡を取る。成実のしてしまったことを知った仙波と節子は、仙波がその罪をかぶることによって成実を救うことを決断する。妻も亡くなり、会社も潰れた仙波にとってたった一人の娘を守る決断は容易いものであった。
この事実を隠蔽するために、重治は真実にたどり着いてしまった塚原を殺害するという決断をした。重治は成実が仙波の子供であることに気が付きながらも、実の子として愛し守ろうとしたのだった。
そして湯川もまた、15年前の真実にたどり着いていた。
ようやく仙波の居場所を突き止めた岸谷と湯川は彼のいるホスピスに向かう。
今回の事件が「過失致死」ではなく「計画殺人」であることを明らかにするために最も重要なのは重治の動機である。それを明らかにするためには15年前の真実を明らかにしなくてはならないが、結局仙波の口から真実が語られることはなかった。病気を患った仙波は15年前の真実を墓場に持っていく覚悟を決めていたのだ。
仙波の証言を得られなかった湯川は、重治との直接対話を行う。
結局重治も真実を語ることはなかったが、その一部始終を見ていた成実は、重治が実の子ではないと知りながら育ててくれていたことをしる。多くの人に護られながら秘密を抱えて生きてきた成実は自首することを決断するのだった。
恭平
警察は重治が語った「事故」の検証を行っていたが、どうしても室内の一酸化炭素濃度が致死量に達しない。
部屋の一酸化炭素濃度を十分に上げるためには、事件の夜、足の悪い重治に変わって恭平が煙突にかぶせたダンボールが必要不可欠であった。
つまり、恭平は重治の殺人計画に意図せず協力していたのだった。
いつの日にか恭平はそのことに気がついてしまうだろうと湯川は成実に語る。そしてそのときに何故自分の叔父がそんなことをさせたのかを伝えてほしいと頼んだ。
その日が訪れるのは明日のことかもしれない。その後恭平がどのような道を選ぶべきなのか。それは恭平にしか解くことのできない真夏の方程式が握っている。
恭平は何故事件に巻き込まれたのか?
ここからは「真夏の方程式」で描かれた人々の中で誰が一番悪かったのかをまずは考えようと思う。ただ、基本的にはそんな事考えるだけ無意味で「皆悪かった」とか「皆苦しんだ」が当たり障りのない答えだろうが、こういうことをあえて考えることで「自分がどういう人間なのか」がわかると思うので、あえてやってみる。
そして何より、「恭平が何故事件に巻き込まれたのか?」という問題を考えることになると思う。まずは作品で描かれた罪をおさらいしよう。
それぞれの罪
川畑節子の罪
川畑節子の罪は、妻のいた仙波英俊と関係を持ったこと。そして成実が犯してしまった殺人事件を隠蔽したこと。
仙波英俊の罪
仙波英俊の罪は、妻がいながら川畑節子と関係を持ったこと。そして成実が犯してしまった殺人事件を隠蔽したこと。
三宅伸子の罪
三宅伸子が犯した罪は川畑節子に対する恐喝(正確には恐喝を行おうとしたこと)。そして、その計画になんの罪もない成実を巻きんでしまったこと。
川畑成実の罪
川畑成実の罪は三宅伸子の殺害と、その事実を隠蔽したこと。
川畑重治の罪
川畑重治の罪は成実の罪の隠蔽と塚原正次の殺害。そしてその計画に甥である恭平を利用したこと。
塚原正次の罪
彼はまったく罪を犯してはいないが、あえて言うなら「真実を追求したこと」となるだろいうか。
湯川学の罪
湯川もまったく罪を犯してはいないのだが、「真実にたどり着いてしまったこと」と言えるかもしれない。
結局誰が一番悪かったのか?
現状私が一番悪かったと思ってしまうのは重治である。その理由をあげるとすれば、
- 彼の殺人は明確な計画殺人であったこと、
- 彼が懸命に守ろうとしたもの(成実)を結果的に守れなくなってしまったこと、
- 恭平を巻き込んだこと。
ということになるだろうか。2つ目の理由については結局過去に発生した殺人事件の真相が明らかになったという点では良かったという見方ができるが、私が個人的に悲しいのは「実の娘ではないことを知りながらそれでもなお成実を愛し共に過ごしてきた懸命な日々を無駄にしてしまった」という点である。
成実の殺人を隠蔽したことは罪ではあったが、彼の懸命な日々には敬意を評したい。だからこそ彼のしでかしてしまったことが許しがたいのである。
そして「真夏の方程式」最大の罪と呼ぶべきことは、恭平を巻き込んだということだろう。この事実ばかりはどうあがいても擁護することはできない許しがたい罪である。
しかし、許しがたい罪であるが故にある疑問が浮かぶ。彼は何故恭平を巻き込んでしまったのだろうか?
それを思うとき、重治という人物の内面の真実が浮かび上がってくる。
重治はなぜ恭平を巻き込んだのか?
「真夏の方程式」本編で描かれた重治はどちらかというと善人である。そして善人であるがゆえに、成実のために強行にはしてしまったというのが表面的な重治の動機である。
しかしそれでは恭平を巻き込んだ理由が説明できない。もちろん「足が悪い」という絶妙なギミックを用いる事によってある種の「必然性」は演出されてはいるのだが、それでは小学4年生に殺人の片棒を担がせる理由にはならない。
彼の強行を理解するための補助線は以下の事実と思われる、
- 仙波が成実の罪を被ったことをなんとも思っていない。
- 成実出生の真実を知りながらも節子と別れることができなかった。
- 恭平は節子の弟の子供である。
重治が「娘と似ていない」と言われたことについて管を巻くシーンが描かれて入るが、重治が現状について不満を述べているのはそのシーンのみである。
しかし・・・目の前にいる娘が実の娘ではないという事実は彼をひどく苦しめ続けたに違いない。仙波や節子になにか復讐行為を行っても無理からぬことだろう。しかし実際にはそのようになっていない。
その根本理由はもちろん、それほど重治は節子に惚れていたということに違いない。重治にとってはまさに「ただ一人の女」であったというわけだ。
「惚れた女が『あなたの子です』というのなら、それは自分の子供である」という重治なりの矜持があった。現代的にこういうものの考え方や生き方がどう思われるかは分からないが、俺はかっこいいと思う。
ただ、もう一つ考えられることが「仙波の逮捕と服役」であろう。
つまり、仙波が成実の罪をかぶって逮捕・服役したという事実が重治の復讐心をある程度満足させたということではないだろうか。「ざまあみろ!」と重治が内心思ったとしても無理からぬことだろう。もちろんそんな事は節子にも成実にも言えないが。
重治という人物は「善人」のように描かれて入るが、その内面の真実が単純に語りきれるものであるはずがなく、十分に歪んでいたはずである。
そしてその歪みの中心にいるのが節子ということになるだろう。
つまり、重治は仙波や節子を恨みたいし、仙波を恨むことは当然できるのだが、どうしても節子を恨み切ることができない。節子を攻撃し切ることができないのである。そしてその歪みが「真夏の方程式」本編で最も不幸な形で表出した。
つまり、節子本人を傷つける代わりに、恭平を事件に巻き込むことによって「節子の血」に復讐したのである。
重治にこうまでさせてしまった節子の魅力というか、魔性はとんでもないものである。しかし、忘れてはならないのは、節子はその「魔性」を望んで手に入れたわけではない。周りの男達が勝手に踊っていたのである。
そしてそのように「踊ってしまった男たち」を私は愛さずにはいられない。だからこそ、重治が「殺人」という選択をしてしまったことが悲しいのである。
重治が成実を実の子として育てたという行為には別の邪推も可能である。つまり、その人生をかけても仙波が守りたかった娘を自分の子として奪い去るという復讐である。
ここまで来るとまさに「邪推」と思われるが、そういう側面もあったかもしれないとは思う。そのように考えると、上で述べた「恭平を巻き込んだ理由」はより必然性の高いもとなるかもしれない。
「真夏の方程式」が投げかける「矛盾」
ここまでは「誰が一番悪かったのか」というどうでもいいような問題と、「重治の真実」というそれなりに意味のあることを考えてきたが、この映画を見終わったときに提示されるもっとも重要な問は「君なら恭平に何ができるか?」となると思う。
「真夏の方程式」の基本構造は「ボタンの掛け違い」である。最初に歪んでしまったものはどこまで言っても歪み続ける。その歪みを正すものは「最初に歪んだ」という真実のみである。これが「真夏の方程式」だろう。だからこそ「物理学者」である湯川学が事件を解決するのである。
となると・・・すでにその人生が歪んでしまった恭平にできることは「真実」を伝えることだろうか?
「真夏の方程式」という物語の構造を考えるとこたえは「Yes」しかない。
ただ、私たちは考えてしまう。「それでいいのか?」と。この悩みこそが本編中で描かれた人々の苦悩であり、我々は恭平について考えることで、仙波、節子、重治ら「ボタンを掛け違えたもの達」の思いを追体験するのである。
「自分なら恭平に何ができるか?」を考えるとき、仙波、節子、重治と同じ道を辿ってしまう気がするのである。皆さんなら恭平に何ができると思うだろうか?
おまけ:「真夏の方程式」最大の魅力はその映像
ここまでは「真夏の方程式」という映画の物語性について語ってきたが、映像作品としての「真夏の方程式」最大の魅力はやはりその映像だと思う。
つまり、そこで描かれる「夏の風景」があまりにも美しいのである。
ロケ地の持っている強みとしての「海の美しさ」もさることがなら、選ばれた「画質」が素晴らしかった。
おそらく「真夏の方程式」で描かれた「夏」は真実の「夏」よりも美しい。ここでも「真実」と「嘘」の選択を我々に迫る作品となっていたのではないだろうか。
この記事を書いた人
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非常に参考になる。
私自身が気が付かないが、言われてみればその通りという認識が披歴されていると思う。
特に今回、映画沈黙のパレードへの疑問から読みました。
リクエストですが、「万引き家族」や「ベィビーブローカー」など批評を期待します。
大変励みになるコメントをありがとうございました。
現状記事にしようとしていることが結構たくさんありまして、せっかくリクエストを頂いたのですがすぐにというわけには行かないかもしれません。
いま予定していることがすみましたら、2作品を見て見ようと思います。