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マレフィセント2】ネタバレあらすじと考察-溢れ出るツッコミどころと「おとぎ話構造」の濫用-

夕暮れの城といばらの森を背景に、中央に「『マレフィセント2』ってどんな話?」というテキストが配置されている。手前には物語の鍵となる糸車が置かれている。
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映画「マレフィセント2」は2019年10月18日に公開されたヨアヒム・ローニング監督の劇場用作品である。制作はウォルト・ディズニー・ピクチャーズとなっている。

前作「マレフィセント(2014年公開)」は1959年に公開されたディズニーのアニメーション「眠れる森の美女」を大幅に改変した物語となっていた。

作品の評価は人それぞれあると思うが、個人的には「『眠れる森の美女』が持っている、物語上のツッコミどころをうまいこと補完、修正した作品」と考えており、それはそれで面白いと思った。

「マレフィセント」ってどんな話?というテキストが載った、月夜に照らされた城と巨大な翼
マレフィセント】ネタバレあらすじと考察-「眠れる森の美女」のツッコミどころを補完、修正する物語-映画「マレフィセント」が、原作であるディズニーアニメ「眠れる森の美女」の物語が持つ矛盾点やツッコミどころを、主人公を悪役マレフィセントに...

ところが、この「マレフィセント2」は、前作が持っていた物語上の整合性を全くもっておらず、「え、なんで?」とツッコミを入れたくなるところが満載である。

もちろん「映画は映画」なので、ツッコミどころが皆無な作品などない。しかしだ、前作でエンディングを改変してまで実現した物語の整合性が、今作にないというのはどうしても不満ポイントになってしまう。

あえて肯定的な表現をすれば「『おとぎ話』への回帰」という言い方もできるのだが、実際には「『おとぎ話』であることの濫用」といっていいほど、大事なところがご都合主義である。

と、文句たらたらではあるのだが、せっかく視聴したので、あらすじを振り返りながら上で述べたツッコミどころについて細かく見ていこうと思う。

「マレフィセント2」とはどのような物語だったのだろうか?

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AIによる音声サマリー

この記事の内容を、AIが対話形式(ラジオ形式)で分かりやすく解説してくれます。

  • ご都合主義的に利用される「呪いの糸車」
    なぜイングリス王妃が呪いの糸車を所持し、本来オーロラ姫専用のはずの呪いをジョン王にかけられたのか、という根本的な疑問への説明がない。前作が修正したはずの「おとぎ話のご都合主義」が、本作では安易に利用されている。
  • 回収されないヴィランの動機の根源
    イングリス王妃の妖精への憎しみを決定づけた「兄の死(失踪)」の真相が、物語の最後まで明かされない。ヴィランの行動を支える最も重要な動機が説明不足のまま放置されており、物語への没入を妨げている。
  • 間抜けすぎる王と王子と、不自然な王妃の陰謀
    王妃が秘密裏に大規模な軍備拡張や妖精を滅ぼす兵器開発を進めているにも関わらず、夫であるジョン王や息子のフィリップ王子が全く気づかないという設定は極めて不自然。国の根幹を揺るがす陰謀が簡単に進みすぎている。
  • 感動のために消費される妖精フリットルの悲劇
    前作で間抜けな存在に格下げされた3人の妖精の一人、フリットルが今作で英雄的な自己犠牲を遂げる。しかし、その死は観客を感動させるためだけに利用された感が強く、原作での英雄的な活躍とは程遠い、悲劇的で後味の悪い扱いとなっている。

映画「マレフィセント2」のあらすじ(ネタバレあり)

簡単なポイントまとめと人物相関図そして解説

あらすじのポイント
  1. オーロラ姫の婚約と王妃の罠
    オーロラ姫とフィリップ王子が婚約。しかし王子の母イングリス王妃は妖精を憎み、晩餐会でマレフィセントに濡れ衣を着せてオーロラ姫との絆を引き裂く。城から追われたマレフィセントは、何者かに撃ち落とされてしまう。
  2. 同族との出会いと王妃の陰謀
    傷ついたマレフィセントは、人間に追いやられた同族「闇の妖精」に救われる。一方、王妃は妖精を滅ぼす「赤い粉」を完成させ、オーロラ姫との結婚式を利用して妖精たちを一掃しようと企んでいた。
  3. 全面戦争と真実の発覚
    オーロラ姫は、全てが王妃の陰謀だったと知る。時を同じくして、結婚式に集められた妖精たちへの攻撃が開始され、人間と妖精の全面戦争が勃発。マレフィセントは闇の妖精たちと共に城へ向かう。
  4. 愛が起こした奇跡と二国の平和
    マレフィセントは一度命を落とすが、オーロラの涙によって伝説の不死鳥として復活を遂げる。王妃を打ち破り、人間と妖精は和解。オーロラ姫と王子は、種族を越えた祝福の中で結ばれた。

人物相関図

「マレフィセント2」の人物相関図

物語の解説

前作「マレフィセント」は、1959年に公開されたアニメーション「眠れる森の美女」の物語を大胆に変更するものだった。

その変更の意図には、現代的には所謂「ポリコレ」と称されるものがあったことは明らかだと思うが、「眠れる森の美女」という物語がもつある種の「ツッコミどころ」や「ご都合主義」を見事に補完、修正したという側面もあった(私はそこが好きだった)。そのことについては以下の記事に詳しくまとめている:

「マレフィセント」ってどんな話?というテキストが載った、月夜に照らされた城と巨大な翼
マレフィセント】ネタバレあらすじと考察-「眠れる森の美女」のツッコミどころを補完、修正する物語-映画「マレフィセント」が、原作であるディズニーアニメ「眠れる森の美女」の物語が持つ矛盾点やツッコミどころを、主人公を悪役マレフィセントに...

ただ、残念ながら今回の「マレフィセント2」にはこれといった制作意図や「うまい!」と思えるところが何も無い。おそらく重要なのは、以下の点であると思われる:

  • マレフィセント」はオーロラ姫の「真実の物語」という立場を取っている。
  • したがって、物語を歪めた理由が必要となる。
  • それを行った主体としてイングリス王妃が生まれた。

しかし、そんなにしてまで描かなければならなかったこととも思えない。その上、「マレフィセント」という作品が持っていた「補完、修正」という良い点が全くなくなり、再びツッコミどころが出てくる物語となってしまっている

「おとぎ話への回帰」という表現ですべてを覆い隠すこともできると思うが、何やら微妙な気持ちにもなる(それなら「マレフィセント」もいらないじゃん)。この記事の後半ではこの辺のことをもう少し深堀りしていこうと思う。

まずはもう少し詳しく映画「マレフィセント2」のあらすじを振り返っていこう。

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オーロラ姫の婚約と、忍び寄る影

ムーア国の心優しき女王となったオーロラ姫に、ある日、このうえない喜びが訪れました。隣国アルフレッド王国のフィリップ王子が、ひざまずいて結婚を申し込んだのです。オーロラ姫は、もちろん喜んでそのプロポーズを受け入れました。

フィリップ王子からの報告に、父であるジョン王は「二つの国が一つになる」と手放しで喜びましたが、母のイングリス王妃は、表向きは祝福しながらも、その瞳の奥には何か別の思いを秘めているようでした。

オーロラ姫は育ての親であるマレフィセントにも、幸せな報告をしました。しかし、マレフィセントは愛するオーロラ姫が「人間」と結ばれることに、大きな不満を隠せません。それでも、愛娘の願いを断りきれず、しぶしぶとジョン王からの晩餐会の招きに応じることにしたのでした。

招かれざる晩餐会と、王妃のたくらみ

しかし、お祝いムードに包まれた晩餐会の席で、事件は起こりました。イングリス王妃は、かつてマレフィセントが赤子のオーロラ姫に恐ろしい呪いをかけたことを持ち出し、静かに、しかし鋭くマレフィセントを追い詰めていきます。そして、「オーロラは今日から、私の本当の娘です」と宣言したのでした。その挑戦的な言葉は、オーロラ姫を心から愛するマレフィセントの怒りに火をつけ、ついにその魔力を爆発させてしまったのです。

マレフィセントから緑色の怪しい光が放たれたその時、ジョン王が突然苦しみながら倒れ込みました。すかさず王妃は「マレフィセントの呪いだ!」と叫びます。マレフィセントは必死に否定しますが、純粋なオーロラ姫は王妃の言葉を信じ、「お願い、陛下を目覚めさせて」と育ての親に懇願するのでした。

愛する娘にまで疑われ、悲しみに打ちひしがれたマレフィセントは、大きな翼を広げて城を飛び去ります。しかしその背後から、王妃の部下が鉄の弾を放ち、翼を撃ち抜かれたマレフィセントは、暗い滝壺へと落ちていきました。これらすべては、妖精を憎むイングリス王妃が仕組んだ、恐ろしい謀略だったのです。

翼を失いしマレフィセントと、闇の一族

滝壺に落ちたマレフィセントは、自分とよく似た、翼を持つ不思議な存在に救い出されていました。彼らは「闇の妖精」。かつては世界中に住んでいましたが、人間の勢力に追われ、今は一族の始まりの地である孤島でひっそりと暮らしていたのです。

闇の妖精の中には、人間との戦いを望む者もいましたが、マレフィセントを救ったコナルは、人間であるオーロラ姫を育てた彼女の中に、人間と妖精が共に生きる未来の可能性を見出していました。しかし、二度までも人間に裏切られたマレフィセントは、その心を固く閉ざしてしまいます。

一方、何も知らないオーロラ姫は、マレフィセントの従者ディアヴァルと共に、呪いを解いてもらうため必死に育ての親を探し続けますが、その行方はようとして知れませんでした。

仕組まれた結婚式と、妖精を滅ぼす赤い粉

オーロラ姫が悲しみに暮れていると、イングリス王妃は心から同情するふりをして、巧みに彼女を自分の味方につけようとします。そして王妃は、フィリップ王子とオーロラ姫の結婚式を三日後に行うと、ムーア国と近隣諸国に大々的に発表しました。それは、ムーア国に住む妖精たちを城におびき寄せるための、罠だったのです。

その頃、王妃は長年の研究の末、妖精を塵に変えてしまう恐ろしい赤い粉を完成させていました。その粉を作るには、ムーア国に咲く精霊の花がどうしても必要でした。王妃の軍がムーア国に向かっていると知ったマレフィセントは、愛する故郷を守るため、ためらうことなく飛び立ちます。

しかし、マレフィセントがムーア国で見たものは、無残にも根こそぎ摘み取られた精霊の花の跡でした。その時、隠れていた兵士がマレフィセントを襲いますが、駆けつけたコナルの犠牲によって、マレフィセントは命を救われたのでした。この出来事をきっかけに、闇の妖精たちは人間との全面戦争を決意します。

明かされる真実と、始まる戦い

結婚式当日、オーロラ姫は城の中で、王妃の「秘密の部屋」を見つけ出します。そこには、妖精を消滅させる赤い粉と、かつて自分を眠らせたあの呪いの糸車が置かれていました。オーロラ姫は、ジョン王に呪いをかけたのが、糸車の針を使ったイングリス王妃であったことに、ついに気づくのです。

そこに現れた王妃は、自らの悲しい過去を語り始めます。かつて妖精との融和を願った父にムーア国に派遣された兄が妖精に殺された(と信じていた)こと、そして豊かなムーア国への嫉妬と憎しみを。真実を知ったオーロラ姫を部屋に閉じ込めた王妃は、結婚式に集まったムーア国の妖精たちに、赤い粉で攻撃を開始しました。

愛がもたらした奇跡と、二つの国の和解

城では、人間と妖精の激しい戦いが繰り広げられていました。闇の妖精たちは王妃の周到な準備の前に苦戦しますが、マレフィセントが現れると戦いの流れは一変します。ついにマレフィセントは、イングリス王妃を追い詰めました。

その時、部屋を抜け出したオーロラ姫が駆けつけ、「やめて!」とマレフィセントを止めようとします。マレフィセントがオーロラ姫の言葉に一瞬ためらった、その隙を突いて、王妃が矢を放ちました。矢はマレフィセントの胸を貫き、彼女の体はもろくも崩れ、黒い灰となってしまったのです。

しかし、物語はここで終わりませんでした。マレフィセントの灰の上に、オーロラ姫の悲しみの涙がこぼれ落ちた、その瞬間でした。灰は竜巻のように舞い上がり、なんと、伝説の不死鳥となってマレフィセントは復活を遂げたのです。

追い詰められたイングリス王妃は、マレフィセントの魔法によってヤギの姿に変えられてしまいました。戦いは終わり、マレフィセントが糸車の針を消滅させると、ジョン王の呪いも解けました。

こうして、改めてオーロラ姫とフィリップ王子の結婚式が執り行われました。その結婚は、人間と妖精という垣根を越え、すべての者たちからの大きな祝福に包まれたのでした。

映画「マレフィセント2」の考察-新たに噴出するツッコミどころたち-

花びらが散らばる教会の前の道と、夕焼けと稲妻が混在する空。「『おとぎ話』への回帰?」というテキストが、波乱を予感させる風景に重ねられている。

糸車の針問題

今回のヴィランであるイングリス王妃は、オーロラを呪いにかけた糸車の針を利用することによってジョン王を眠りの呪にかけたのだが、当然みんな以下の疑問を持ったと思う:

  • イングリス王妃は何故、糸車を持っていたのか?
  • マレフィセントの呪いはオーロラ姫に対するものだったのに、同じ針で指すだけでジョン王が呪にかかるのはおかしくない?

上記2つの疑問に関する説明はまったくない。特に、糸車の針でジョン王を指すだけで呪にかけることができてしまうというのはあまりにもご都合主義的ではなかろうか。

この映画が2作目ではなく、1作目だったとすれば「そういう映画なのね」と思うだけなのだが、上のことは「マレフィセント」ならきちんと説明がなされていたと思われる部分であるため、残念感が増すのである。

どうも、前作で見事に「否定」して見せた「おとぎ話的側面」を今度は悪用しているように見えてしまうね。

回収されない伏線:消えた兄

イングリス王妃は幼少期の経験から、もともとムーア国の妖精たちには不満を持っていたようであるが、その憎しみを決定づけたのは兄の死(?)であった(正確にははムーア国に使いに行ったっきり「帰ってこなかった」)。

その死がムーア国の妖精によると考えられたことが重要だったが、それをきっかけとして、人民によって父が王位から引きずり落とされ、自らは望まぬ形でジョン王に嫁ぐことになるという一連の出来事が、彼女の中の憎しみと怒りを確定的にしたのだと思われる。

でだ、「マレフィセント2」を根源的に支えているイングリス王妃の憎しみを生み出した「兄の死」について、なんの説明もなされない。もちろんムーア国の妖精が殺したのではないだろうが、ならどうなったの?ほんとに死んだの?どこかへ行ってしまっただけなの?だとしたら何故なの?

どうしても消化不良になってしまう。

イングリス王妃の暗躍に気づかない間抜けすぎるジョン王

イングリス王妃周辺のことについては、ジョン王があまりにも間抜けであるという問題もある。

王妃は秘密の部屋で妖精を殺す粉を開発していたし、地下では妖精たちと戦争するための準備を着々と進めていた。

ジョン王はムーア国の妖精とは融和政策を取ろうとしており、少なくとも戦争をしようなどとは考えてはいないように見える。

となれば、あの軍備拡張はジョン王の全くわからないところで進んでいたということになるのだが、そんなことが可能なのか?

わずかの間隠すことは出来るだろうけれど、たった一人が口をすべらせれば分かることだし、よしんばジョン王が極端な間抜けだったとしても、フィリップ王子というまともな人間がいる

「軍」という国にとっての重要なリソースを使う壮大な計画が、ジョン王とフィリップ王子の知らないところであそこまで完璧に進んでいたことにはどうしても違和感がある。

はて、イングリス王妃は如何にしてあのような謀略を実現したのだろうか。兄のことも含めやはり説明不足と感じてしまう。

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フリットルの悲劇

前作「マレフィセント」において、オーロラ姫を育てた3人の妖精たちはただの間抜けであった。

しかし、「眠れる森の美女」において3人の妖精は極めて本質的かつ英雄的な活躍をしており、その描かれ方の差はひどいものであった。「眠れる森の美女」と「マレフィセント」で3人の妖精の名前が異なっているのは、根本的に描かれ方が変わったことの現れであったのかもしれない。

そして今回の「マレフィセント2」。相変わらず3人の妖精の存在感は薄かったのだが、物語の終盤、青い妖精フリットルは、その身を呈して赤い粉が散布されることを防いだ。なんとも英雄的な行動であり、「眠れる森の美女」の妖精達を彷彿とさせる演出ではあったのだが・・・正直言ってただただ悲しい

何やら花となって転生しているような演出はあるものの、何故「眠れる森の美女」のようにわかりやすく活躍させてあげることが出来ないのか。3人で協力することによって状況を打破すればよかったんじゃない?最終的にはイングリス王妃の部下を小突くことによって退治しているのだから、やってできないこともなかっただろう。

僅かに英雄として復帰したかに見えたが、結局は「命をかける姿を見せて、客を感動させるために利用されただけ」というように見える。

前作「マレフィセント」に比べて、どうにもお粗末感がある作品となっている。もちろん個人的な見解に過ぎないけれど。


以上が映画「マレフィセント2」について個人的に考えたことでございます。「せっかく見たから感想を」ということでブログ記事にしてみたのですが、やはり文句しかでてきませんでした。

なにか重要な側面を見逃しているのでしょうけれど、個人的にはあまりおもしろい映画とは思えなかったということです。

「マレフィセント」もそこまで面白いとは思いませんでしたが、2作目と比較すると大変にきちんと作られていたことが分かります。「マレフィセント2」にはどんな制作意図があったのでしょうか。なんとも不思議な作品でありました。

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Sifr(シフル)
北国出身横浜在住の30代独り身。日頃は教育関連の仕事をしていますが、暇な時間を使って好きな映画やアニメーションについての記事を書いています。利用したサービスや家電についても少し書いていますが・・・もう崖っぷちです。孤独で死にそうです。でもまだ生きてます。だからもう少しだけ生きてみます。
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